美濃加茂市の指定文化財
絹本著色仁済和尚像(けんぽんちゃくしょくじんさいおしょうぞう)
区分: | 市指定有形文化財 |
種別・種目: | 絵画 |
時代: | 室町時代後期 |
大きさ: | 107.5×52.7㎝ |
所在地: | 蜂屋町上蜂屋 |
所有者(管理者): | 瑞林寺 |
指定年月日: | 2011年(平成23年3月18日) |
解説
本図は永正16(1519)年4月の仁済宗恕(じんさいそうじょ)の自賛がある頂相(ちんそう・禅宗の肖像画)です。賛やその他の箇所について補筆や補彩が見られますが、当初の画様を比較的よく残しています。仁済は瑞林寺の開山です。当寺では毎年10月17日に開山忌法要として本図を本堂正面に掲げ、その遺徳をしのびつつ大切に保存されています。
彼の生い立ちには、言い伝えが残っています。子に恵まれずにいた母“しま”が、毎日小山観音へお参りを続け、ある夜、空から降ってきた光る古銭を飲み込んだところ、男の子を授かり、生まれてきた子の手には小銭が握られていたというものです。 七歳で修行に入り、師である悟渓宗頓から印可(悟りの許可)を受けた時期は不明ですが、悟渓が京都妙心寺に住山したときは、大きな式典で寺務役にあたったといわれています。
彼の生い立ちには、言い伝えが残っています。子に恵まれずにいた母“しま”が、毎日小山観音へお参りを続け、ある夜、空から降ってきた光る古銭を飲み込んだところ、男の子を授かり、生まれてきた子の手には小銭が握られていたというものです。 七歳で修行に入り、師である悟渓宗頓から印可(悟りの許可)を受けた時期は不明ですが、悟渓が京都妙心寺に住山したときは、大きな式典で寺務役にあたったといわれています。