美濃加茂市の指定文化財
伊瀬粟地遺跡出土品(いぜあわじいせきしゅつどひん)

区分: | 市指定有形文化財 |
種別・種目: | 考古資料 |
時代: | 弥生~平安時代 |
大きさ: | |
所在地: | 蜂屋町上蜂屋 |
所有者(管理者): | 美濃加茂市 |
指定年月日: | 2015年(平成27年3月26日) |
解説
伊瀬粟地遺跡は弥生時代の墳丘墓です。また、古墳時代~古代、中世においては、丘陵の頂上部の高まり(旧墳丘墓)を利用した断続的な祭祀が営まれたことで知られています。出土品は弥生時代、古墳時代から古代、中世に至るものです。伊瀬粟地遺跡のような墳丘墓という性格の遺跡は希少であり、さらに、遠隔地との交流を示すような鉄剣、特殊な銅鏃、造営された時代を推定することの可能な土器が共に出土していることは、学術的にも貴重な資料です。また弥生時代を経て、後世(古墳時代~古代、中世)に祭祀の場として再利用がみられる点は、当該地のような地形・場所に対する人々の思想的な営為の現れと位置付けることができ、特にそれを指し示す須恵器は重要です。