活動風景紹介
3年生 社会科「古い道具と昔のくらし」①
○活動内容
約70~80年前の日本のくらしについて学習します。「まゆの
家」とその周辺で、本物の道具を使い、昔の人が生活していた
雰囲気を感じながら体験学習を行います。
七厘で火おこしをしてお餅を焼いたり、洗濯板とタライで洗濯
をしたり、炭火アイロンでハンカチにアイロンがけをしたり、
石臼で煎った大豆を挽いたりする体験ができます。
また、箱膳を通じて食卓の移り変わりについてのお話を聞くこ
とや、真っ暗な部屋でランプに火を灯し、当時の部屋の明るさ
を感じることもできます。寒い時期には、火鉢に炭を入れ、五
徳に鉄瓶をのせて暖を取りながら櫓炬燵や、アンカ、湯たんぽ
など暖房のお話を聞くこともできます。
単に道具の使い方を知るだけではなく、道具を使っていた頃の
暮らしを体験するなかで、昔の子どもの仕事や、昔の人の知恵
や工夫を感じることができます。

○H30年度実施校
6/6 八百津町立八百津小3年生、10/5八百津町立和知小3年生、
10/19恵那市大井小3年生、11/6 中津川市立西小3年生、11/21
恵那市立長島小3年生、12/7多治見市立精華小3年生、12/14加
茂野小3年生、12/20多治見市立滝呂小3年生、1/9関市立安桜小
3年生、1/16太田小3年生、1/23下米田小3年生、2/1古井小3年
生、2/6 伊深小3年生・三和小3・4年生、2/7 山手小3年生、
2/8 関市田原小3年生、2/13川辺町立川辺西小3年生、2/14山之
上小3年生、2/19東白川村立東白川小3年生、2/22可児市立今渡
南小3年生、2/26富加町立富加小3年生、2/28可児市立土田小3
年生、3/1川辺町立川辺東小3年生、3/5多治見市立小泉小3年
生、3/6坂祝町立坂祝小3年生、3/7可児市立桜ヶ丘小3年生

①洗濯板を使って洗濯(40~50分) 
寒い日でも、腕まくりをし、冷たい水の中に
手を入れて、丁寧に洗濯をします。洗濯板の
刻み目に泡がたまっていることに気づき、刻
み目がカーブしていることの意味を知りま
す。グループ全員でバケツ一杯分の水で洗濯
することで、水を上手に使う昔の水利用の方
法について考えることができます。


②炭火アイロン体験(20~30分)
炭を入れ熱くなった炭火アイロンでハンカチ
のしわをのばします。持った時の重さや、
あっと言う間にしわがのびる様子に驚きが広
がります。また、炭火アイロンから現代のス
チームアイロンまでの移り変わりについても
学習することができます。


③七厘でお餅焼き(60~80分) 
杉葉→シバ(小枝)→消し炭(薪を燃やした
もの)→堅炭と手順よく七厘に入れ、マッチ
で火をつけ、一生懸命、団扇で扇ぎ堅炭に火
が移ったら火おこしの終了です。火がおきた
ら、お楽しみのお餅焼きです。両面が膨らむ
までじっとお餅を見つめます。焦げ目がつい
たらいよいよ試食です。食べて終わりではな
く、十能、火ばさみ、消壺で火を消すところ
までしっかりと行います。


④民具展示館の見学(10~20分)
民具展示館は、生活体験館の隣にある、昔の
道具が展示してある展示室です。生活に関わ
る道具だけではなく農具なども展示されてい
るので、調べ学習をして、道具の学習を広げ
ることができます。(入館料:無料、月曜休
館、学校団体で見学される場合はご連絡くだ
さい。)