活動風景紹介
4年生 社会科「きょう土をひらく」
〇内容
江戸時代に、太田村の庄屋としてため池づくりを行った「福田
太郎八」について学習します。博物館史料から読み取れる当時
の生活の様子から、福田太郎八がため池を作ろうとした背景に
ある出来事や思いについて考えます。また、堤防造りに使われ
た道具を体験したり、実際のため池(文化の森の西に位置する
太郎洞池)に行って堤防の大きさや高さを確かめたりすること
で、堤防工事の規模の大きさや関わった人々の苦労を実感し、
当時のくらしにおいて、ため池を造ることがいかに重要であっ
たかについて理解を深めます。

〇R2年度実施校
 ※今年度は、新型コロナウイルス感染症対策として、日付や
時間を分けて1クラスずつ来館するなど、分散して活動してい
ます。
 10/9 下米田小4年生、 11/4 山之上小4年生、   
 11/10 山手小4年生、 11/13 伊深小4年生、  
 11/17 蜂屋小4年生、 11/19 古井小4年生、
 11/25 加茂野小4年生

博物館史料の見学です。
太郎洞池の拡大工事を進められるよう、太田
村と蜂屋村の間で交わされた証文(古文書)や
や、太郎洞池改修図(絵図)から、福田太郎
八が太田村の庄屋として計画的にため池の工
事を行っていたことがわかります。また、古
文書の中の文字も、よくみると読めるものが
あることに気付き、興味が深まります。


堤防造りに使われた道具について、どの道具
がどのような場面で使われたのかを考える活
動です。
道具の形、素材、手に持ったときの重さなど
に着目することで、人々の手で作られたそれ
らの道具には、用途に合った工夫がなされて
いることに気付きます。


堤防造りの道具の体験(もっこ体験)です。
重石を載せた「もっこ」を「担い棒」にか
け、肩で担ぎます。体験用なので、重さも運
ぶ距離も当時とは違いますが、短い距離を少
し運んだだけでも肩が痛くなることを知り、
この作業を一日中続けることの大変さを実感
します。


太郎洞池の見学です。
文化の森の西側に位置する実際の太郎洞池を
観察し、池の大きさや堤防の高さを確認しま
す。道具体験の活動と組み合わせて行うこと
で、クワでこの大きさの池を掘り、もっこで
運んだ土を積み、せんつき(たこどうつき)
で固めてこの高さの堤防を作りあげた当時の
人々の苦労や思いをより実感することができ
ます。