活動風景紹介
6年生 理科「大地のつくりと変化」
〇内容
 市内でみられる地層を学芸員とともに観察し、それぞれの地
層の特徴から、水、もしくは火山のどちらのはたらきでできた
地層かを考えます。木曽川の川底から425本もの珪化木群が
みつかっている化石林公園や、蜂屋累層と名前のついた凝灰角
礫岩の地層など、全国的にも珍しい地層を観察することができ
ます。

〇R2年度実施校
 ※今年度は、新型コロナウイルス感染症対策として、日付や
時間を分けて1クラスずつ来館するなど、分散して活動してい
ます。
 10/20 蜂屋小6年生、 11/26 山手小6年生、
12/3 伊深小6年生・三和小5年生、
 12/10 古井小6年生

化石林公園の観察です。
その日の木曽川の水量にもよりますが、川底
からのぞく珪化木(木の化石)を観察するこ
とができます。立ったままの状態で化石に
なった珪化木の数の多さや、合わせてみられ
る葉っぱの化石などから、このあたりが大昔
には木が多く生い茂る森林であったことが想
像できます。


太田橋下の地層の観察です。
1900万年前頃の、泥や砂が堆積してでき
た地層を観察することができます。地層の中
には葉っぱの化石も多く含まれており、穏や
かな湖のような場所に降り注いだ火山灰や泥
などがゆっくりと堆積していったことが考え
られます。


蜂屋町広橋の地層の観察です。
泥岩(砂岩)の地層の上に、凝灰角礫岩地層
が重なっている、おもしろい地層です。水の
はたらきでできた地層と火山のはたらきでで
きた地層を一度に見比べることができるた
め、その違いや特徴を捉えやすい地層です。


常設展示室でのまとめの学習です。
入口付近の地質柱状図や、色分けされた地質
図を観察し、美濃加茂市や周辺地域の大地の
つくりを確認します。カニサイの足跡化石の
レプリカや岩石標本の観察も行い、観察して
きたことを振り返ります。
他にも、文化の森敷地のボーリング資料を観
察することもできます。