美濃加茂事典
林亮三(はやしりょうぞう)
昭和の郷土史家(1897~1988)。太田町生まれ。1931(昭和6)年(注:『写真集 明治大正昭和美濃加茂』では昭和10年代とされる。)、美濃太田駅前に「アヅマ写真館」を開業し、多くの写真や動画を残した。林の郷土を見つめる視点は、歴史、信仰、人物、文化文芸、名所旧跡など多岐にわたり、ライン下りをはじめとした観光の宣伝と振興にも力を尽くした。自ら盛んな文筆活動を行い、美濃文化財研究会の会員として郷土研究を深め、美濃加茂市文化財審議会委員などもつとめた。1953(昭和28)年1月に出版した「なつかしの古里太田の巻』(全43頁)は当時の様相を知る貴重な資料でもある。林の所蔵資料786点は1986(昭和61)年に提供を受け、現在美濃加茂市民ミュージアムに収められている。
【基本図書】『市史/通史編』p854、『市史/民俗編』p5
【歴史資料】№2401「祐泉寺住職から林亮三へのはがき」、№2504「有賀好風から林亮三へのはがき」、№2506「海蔵寺馬場直道から林亮三宛てはがき」、№2507「竜山良典から林亮三宛て封筒(はがき入り)、№2508「小栗憲八から林亮三宛て手紙」、№18737「林亮三資料(市史編さん時の資料など)」、№18738「林亮三資料(写真、アルバムなど)」、№18739「林亮三資料(写真、アルバムなど)」、№18740「林亮三資料(写真ネガ)」、№18741「林亮三資料(銅版ネガ)」、№18742「林亮三資料(スライド)」、№18743「林亮三資料(自作軸、写真)、№19131「はがき(澄田正一より林亮三あて)