1858（安政5）年、長野県松本市に生まれる。工部美術学校出身の洋画家。同校の廃止後、同窓生と共に画塾を立ちあげ、美術指導者として岡田三郎助や中澤弘光など後の日本画壇を牽引する画家を多く育てた。1897（明治30）年から旧制千葉中学校の図画教師となる。1902（明治35）年に津田左右吉が同校に赴任、西洋美術に精通する堀江と津田は親交を深めた。当時の津田の日記には堀江と度々会った記録や二人が交わした美術談義の内容が書き留められている。