美濃加茂事典
みづゑ(みづえ)
 1905(明治38)年に水彩画家の大下藤次郎が創刊した月刊美術専門誌。1911(明治44)年の藤次郎の急逝後、編集に藤次郎の内弟子の画家・赤城泰舒(1889~1955年)が携わり、元々は水彩画専門だった内容を洋画全般に広げる方向転換をした。この雑誌に津田左右吉が「黄昏」という名前で1913(大正2)年から1915(大正4)年まで度々寄稿した。執筆に至る経緯は不明であるが、津田は赤城の水彩画と遺作集を所蔵していた。
【歴史資料】No.1182 封筒(雑誌 みづゑ 津田常子宛て)、No.14329『みづゑ』第百参號、No.14330『みづゑ』第百貮拾六號