美濃加茂事典
小島久弥(こじまひさや)
 1957(昭和32)年生まれ。空想と現実などの相反する概念、水や光が変化する瞬間など、様々な現象における一種の際(きわ)を作家は「Critical Point=臨界点」と呼び、テーマとして発表を続けている。制作には、水や植物といった自然物や機械装置に至るまで様々なものが用いられる。平面や立体、映像やインスタレーションなどあらゆる手法によって表現されたものの多くは、自然に接する作家独特の感性に裏付けられている。1997年には美濃加茂彫刻シンポジウムに参加。制作した野外彫刻「にしみまど」は文化の森の中に設置されている。 2007年9月15日から10月21日、当館にて企画展「Critical Point 50≒0 ボク達はドコから来て、ドコへ行くのだろう」を開催。その後も東海地区を中心に、個展やグループ展など、意欲的な発表活動を展開している。