美濃加茂事典
たけのこご飯(たけのこごはん)
 市内の道路の舗装がなされていないころには、公道を町内ごとで補修、清掃する「道普請」(みちぶしん)と呼ばれる行事があった。市内加茂野町では今でも年2回、「道普請」を行う自治会があり、春の「道普請」の作業後は必ずたけのこご飯を食べる。茹でて薄切りにしたたけのこ、油揚げ、鶏肉をだし汁、しょうゆ、砂糖で煮、煮汁を加えご飯を炊き、炊き上がる直前に具を混ぜ込む。道普請作業の朝、これを自治会の当番の主婦たちが公民館に集まり作る。
【図書資料】№4364『米田物語』、 №10699『おばあちゃんちのおかって №1』