美濃加茂事典
なべやき(なべやき)
 甘いおやつがなかった頃、古くなって時にはカビの生えかかったご飯を洗って、うどん粉と混ぜ、砂糖がない時は塩だけで味付けし、平たく焼いた「なべやき」は子どもの楽しみなおやつの一つであった。「なべやき鍋」といわれる鉄製の重量と深さのある鍋があり、輪切りにしたさつま芋を焼くときも、この鍋が使われた。
【図書資料】№703『聞き書 岐阜の食事』p194、№835『美濃生活絵巻』(上)p30 、№10699『おばあちゃんちのおかって №1』 、№18777『子どもの頃の思い出の味』、