美濃加茂事典
イサム・ノグチ(いさむのぐち)
 1904年、日本人の詩人・野口米次郎(のち慶應義塾大学英文学科教授、愛知県生まれ)とアメリカ人の作家・レオニー・ギルモアの子として生まれた。生まれはロサンジェルスだが、2歳から14歳までを日本で過ごす。 1918年、単身渡米。のちパリ留学、彫刻家ブランクーシの助手となる。精妙な石彫にとどまらず、「彫刻を大地に関連づける」発想のもと、壮大なランドスケープデザインや独特な空間造形を世界でつくり続けた。 1951年12月、女優・山口淑子との結婚でも話題となった(のち離婚)。 1951年、光の彫刻を作りたいと提灯の産地である岐阜へ洋画家の坂井範一を訪ねてやってきた。現在、世界中で販売されている「あかり」制作の初期段階に坂井が大きく関係していたことについては、当館での企画展「すきなものをすきなように 坂井範一展」図録参照。 1988年没。
【作家情報】イサム・ノグチ
【図書資料】№9921『Isamu Noguchi』、№14963『ISAMU NOGUCHI”AKARI” Craft and Design Museum ,Gifu』、№14964『ISAMU NOGUCHI』、№14965『Isamu Noguchi』、№14966『ISAMU NOGUCHI』、№15525『イサム・ノグチ展 Isamu Noguchi』、№17882『The Isamu Noguchi Garden Museum』
【美術工芸作品】№702《あかり 2A》、№703《あかり 6A》、№704《あかり 9A》
№705《あかり 10A》、№706《あかり 14A》、№707《あかり》
【展示情報】企画展2010「すきなものをすきなように 坂井範一展」