美濃加茂事典
ワラゾウリ(藁草履)(わらぞうり)
 ワラで編んだ履き物。ワラは槌(つち)などで打って作りやすくする。 4本の縦縄にワラを横に編み込んで楕円形の台を編んでいく。ハナオをつけて完成。ハナオは、丈夫にするため古布などを使用することもある。作り終わると、底のケを切る。しかし、ケイチリ(毛一里)といって毛を少し残しておくと、一里は歩くことができ、草履を損なわないとされた。自身の足の代わりにワラゾウリツクリキも使用した。
【基本図書】『市史/ 民俗編』p75,77,183
【図書資料】№850『美濃生活絵巻』(中)p48
【民俗資料】ワラゾウリ №1097
【データベース】「昔のくらしの道具」着る ワラゾウリ(藁草履)