美濃加茂事典
伊瀬村(いぜむら)
 加茂野台地と蜂屋川の沖積地上にある。江戸から明治22年までの村名。下蜂屋村の枝村。慶安3年の検地帳にも庄屋はなく、下蜂屋の庄屋が兼務していた。「天保郷帳」によると、村高は350石であった。明治22年からは蜂屋村の大字となる。西隣の今泉村との間にある「百間土居」(ひゃっけんどい)と称する水防堤が築かれ、それが原因となる水害に関してしばしば紛争が起きた。
【基本図書】『市史/通史編』p334,352~355,410,411,678 、『市史/民俗編』p17,19,27