美濃加茂事典
養蚕伝習場(ようさんでんしゅうじょう)
 明治10年代、岐阜県は養蚕業を重要な産業として位置づけ、1881(明治14)年、県下5か所に養蚕伝習場を開設した。市域では1888年の上古井養蚕伝習場が最初。その後私設の伝習場を設ける動きが広がり、1889年に太田町の松井左二平が、1891年に伊深村の渡辺藤助がそれぞれ私立の養蚕伝習場を開設した。のち1897年には蜂屋村の岸千代五郎が私立養蚕伝習場を開いた。
【基本図書】『市史/通史編』p735~742
【図書資料】№3501『市民のための美濃加茂の歴史』p74、№22673『図録 可児・加茂の歴史』p99
【歴史資料】№2622「上古井村蚕伝習場関係文書」