美濃加茂事典
蚕栄製糸(さんえいせいし)
 古井村に1889(明治22)年に設立されていた渡辺製糸場を1912(明治45)年に渡辺松衛が資本金10万円で株式会社にし、蚕栄製糸と改称し新たに発足させた製糸場。1917(大正6)年の工員数は521名、生糸生産額は13,082貫。1918年5月に郡是製糸と合併し、施設・従業員をそのまま引き継いで郡是製糸美濃工場となった。

【基本図書】『市史/通史編』p860~863
【図書資料】 №708『大古井』p30,37,82、№724『美濃加茂明治百年史』p46~48,70、№1311写真集 明治大正昭和美濃加茂』p93、№22673図録 可児・加茂の歴史』p103
【歴史資料】№19138「蚕栄製糸株主票」、№19139「蚕栄製糸工場票」