美濃加茂事典
渡辺松衛(わたなべまつえ)
 加茂郡古井村川合(現美濃加茂市川合町)生まれの明治大正期の実業家、政治家(1878~1941)。兄道太郎の創立した渡辺製糸を継いで1912(明治45)年に株式会社として蚕栄製糸を設立。社長として業績を伸ばす傍ら、古井町議会議員、加茂郡会議員(1907.9~)、岐阜県議会議員(1920年~)。加茂農林学校(加茂農林高校の前身)創立、太田橋架橋などに尽力するなど政治家としても活躍する。 また、当時としては珍しいオートバイや自動車を購入するなどこの地域に新しい風を吹き込んだ。
【基本図書】『市史/通史編』p641,702,763,818,861、885、年表
【図書資料】№708『大古井』p37,81~83、№1311『写真集美濃加茂』p22、87,88,89,93、  №3501『市民のための美濃加茂の歴史』p74、№22673『図説可児加茂の歴史』p103
【歴史写真】№171「郡是製糸送迎自動車」