美濃加茂事典
加茂郡銀行(かもぐんぎんこう)
 1911(明治44)年、下麻生の前島丈之助、滝田の板津宇平治らが中心となって設立された銀行。加茂郡金融の中核として営農資金や製糸業への資本供給を行った。1917(大正6)年には、年間預金高は326万円、支店・代理店は、郡内に18、郡外、県外に7店と営業範囲を広げた。しかし、慢性的な農村不況により業績不振となり高須町の七六銀行に合併され、のち大垣共立銀行となる。昭和24年、万尺寺前元農協跡に移転。
【基本図書】『市史/通史編』p775
【図書資料】 №325『太田新田開拓史』p154、№724『美濃加茂明治百年史』p69、 №3501『市民のための美濃加茂の歴史』p77,7