美濃加茂事典
伊深村(いぶかむら)
 美濃加茂市北西端。加茂郡富加町、関市に接する。中世以前は揖可、揖深、井深とも書かれた。「和名抄」には武芸郡九郷のうちの一つの「揖可郷」があり、平安末期からの庄園「揖深庄」につながる。室町中期からは賀茂郡に属する。江戸時代からは加茂郡伊深村で、一部を除いて旗本・佐藤氏の知行地であった。「正保郷帳」によると、佐藤氏領1,300石、尾張藩領81石であった。明治22年の市町村施行により1村で自治体を形成し、昭和29年の町村合併により村域は美濃加茂市伊深町となる。
【基本図書】『市史/通史』p198,199,215,216,221,236,312,315,319,324,327,330,336,438,444,450,453,454,675,
678,681,686,687,691,694,701,702,739,771,772,804,805,1055 、『市史/民俗編』p9,14