美濃加茂事典
木曽川水害(きそがわすいがい)
 太田町付近は木曽川の出水により古来からたびたび被害を受けている。江戸時代には、記録に残っているものだけでも、貞享、元禄、元文、明和、天明、寛政、文化、天保、嘉永、万延、慶応に洪水に見舞われた。脇本陣林家の文書に明和2年、明和4年、明和5年、明和7年、寛政10年の記録が克明に記されている。明治時代も、たびたび被害を受けた。明治29年〈流出全壊家屋44戸〉、明治30年〈流出全壊家屋131戸〉、明治31年、明治32年、明治39年、明治44年など、大きな損害を受けた。
【基本図書】『市史/通史編』p405~410,994~999、『市史/史料編』p789~793
【図書資料】№724『美濃加茂明治百年史』p26~28