美濃加茂事典
『詩稿』(しこう)
 1946(昭和21)年11月に創刊した『若葉文藝』からの関係者と共に長尾和男が編集発行を手掛けた同人詩誌。美濃加茂市中央図書館で所蔵している。渡辺和郎大畑(前田)威渡辺力長江(兼松)鑛一岡田浩介(堀滋美)、渡辺源吾らが参加、事務方として長谷川史郎がいた。表紙には長尾の版画が用いられている号がある。1948年3月に8号を発行するが休刊し、復刊9号を1951年7月に発行した。この後、『詩稿』は長尾和男の大学時代の友人・山本和夫が東京で発行していた『日輪』を合併し『SATYA』となる。『SATYA』 は8号以降、東京と離れて岐阜のメンバーで存続した。
【基本図書】『市史/通史編』p972,1047
【展示情報】企画展2014「「地方」文化のつくりびと―詩人・長尾和男と若葉文藝」