美濃加茂事典
糸遊庵(しゆうあん)
 1944(昭和19)年、漫画家の岡本一平は東京から岐阜県加茂郡西白川村に疎開し、更に1946(昭和21)年、加茂郡古井町(現美濃加茂市古井町)の岸宅に転居している。「糸遊庵」とは一平が古井町で暮らした居宅につけた呼び名。一平が自ら書いた糸遊庵の表札は、岡本太郎記念館に所蔵され、現在は川崎市岡本太郎美術館に寄託されている。その表札の側面には、「糸遊のやぶれぬさがを庵にて」という句が添えられている。
【図書資料】№4211『岡本一平展 没後50年現代マンガのパイオニア』、№22093『世態人情を描く 岡本一平展』、No.30187『バス停からの小さな旅』
【展示情報】企画展2012「世態人情を描く 岡本一平展」企画展2021「バス停からの小さな旅展