美濃加茂事典
朝河貫一(あさかわかんいち)
 比較法制史家(1873~1948)。福島県出身。東京専門学校(現早稲田大学)卒。イェール大学名誉教授。在米中には坪内逍遙と書簡や書籍の交換など頻繁に交流をした。明治44(1911)年の書簡には、後期「文芸協会」が「ハムレット」「人形の家」の公演を行い、本格的に船出することを報告。大正2(1913)年の書簡には、文芸協会運営上の混沌状態や挫折の念を吐露している。
【図書資料】№1491『坪内逍遙事典』p5