美濃加茂事典
鷹之巣大塚古墳(たかのすおおつかこふん)
美濃加茂市加茂野町鷹之巣(国道248号線と旧稲辺区入口交差点南西辺り)にあったとされ、大型の円墳(あるいは前方後円墳)と推定されている古墳。方格規矩鏡(ほうかくきくきょう)、鎗(やり)、鉄鏃(てつぞく)、巴形(ともえがた)銅器が古墳から出土したと伝えられている。出土遺物等から、古墳時代前期後半~中期初頭における当地の首長墓と考えられる。郷土史家の林魁一は本墳について、「美濃国加茂郡加茂野村大字鷹之巣の古墳」(『東京人類学雑誌』13-150、1898年)として報告している。