美濃加茂事典
西脇稲荷塚古墳(にしわきいなりづかこふん)
 美濃加茂市下米田町西脇に所在。昭和初期以降、墳丘は南部や南東部が削平されているものの、径27m、高さ4mを測り、大型の円墳と推定される。墳丘盛土の断面観察からは、粘土混じりの灰褐色土と黒色混じりの黄褐色土が互層となっていること、埋葬施設としての石室らしい痕跡は認められないことが、指摘されている。墳丘盛土からは、土師器や弥生土器の出土が知られている。古墳時代前期末~中期の造成と考えられる。また付近の水田には、小規模の墳丘が3基あったとされている。
【基本図書】『市史/通史編』p150,154
【図書資料】No.30187『バス停からの小さな旅』p16
【データベース】〈これまで調査してきたこと〉「広報みのかも特集記事」No.17バス停からの小さな旅16