美濃加茂事典
牧野小山遺跡(まきのこやまいせき)
 下米田町小山及び牧野にかけて広がる遺跡。縄文、弥生、古墳、奈良、平安、中世まで、長期間に渡る遺構(竪穴住居ほか)や遺物が知られている。特に1972(昭和47)年に行われた可児・金山線建設に伴う調査では、縄文時代中期後半を中心とした竪穴住居が11棟検出された。そこから出土した土器群は、炉畑遺跡(各務原市)や神明遺跡(美濃加茂市牧野)と共に、当地域の縄文時代中期後半を代表するものである。
【基本図書】『市史/通史編』p83~99,128~132,161~165
【図書資料】№1『牧野小山遺跡 県道七宗可児線道路工事埋蔵文化財調査報告書』、№5778『牧野小山遺跡C地点発掘調査報告書』、№20969『牧野小山遺跡』
【データベース】みのかもを考古学しよう! 牧野小山遺跡
【展示情報】企画展2004「土に残る記憶Ⅱ 縄文と弥生」