美濃加茂事典
三和洞窟遺跡(みわどうくついせき)
 御殿山(三和町上廿屋地内)の上水無林道より80mほど高い斜面にある鍾乳洞内にある。1977(昭和52)年11月、当時の三和町開発委員の荘加一郎氏の依頼を受けた小川恒雄氏が踏査中、かつての石灰岩採石場の横で発見した。洞窟内は、かつての石灰岩採掘によって削平されている部分があるためか、住居利用等の生活痕は認められていない。土器片約30点、鹿骨などが出土している。土器は縄文時代中期、縄文時代後期のもの。
【基本図書】『市史/通史編』p116
【図書資料】№2675『三和町洞窟・岩陰遺跡発掘調査報告書-昭和57年度-』
【データベース】〈みのかもを考古学しよう!〉三和洞窟遺跡