美濃加茂事典
モズツクリキ(もずつくりき)
 カイコは生育後、上蔟(じょうぞく)と収繭(しゅうけん)の作業が行われる。上蔟とは、十分に成長したカイコが繭を作らせるため、蔟(マブシ)に移動させること。蔟とは、カイコが繭を作る足場にする器具のこと。稲ワラや麦ワラを材料とした。マブシを制作する道具をこの地域ではモズツクリキと呼んだ。地域によって呼び名はさまざまで、考案者の名や地名から名付けられた。
【基本図書】『市史 民俗編』p188~191
【図書資料】№835『美濃生活絵巻』(上)p23
【民俗資料】ワラモズツクリキ№167、モズツクリキ№408№1454№1936№1941№1975№2420№2542№3541、モズセイサクキ№1303、グンゼモズツクリキ№1942
【データベース】「昔のくらしの道具」養蚕 モズツクリキゾク 、美濃加茂市の文化財 指定文化財一覧 「高橋余一画生活絵巻」三巻