美濃加茂事典
蛾輪(がりん)
 種紙に蚕の卵を産み付けさせるとき、複数の蛾の混入を防ぐために使用する蚕種採取用具。1874(明治7)年、微粒子病予防のため考案された。普通1枚の種紙には28の枠が用意されており、1つ1つの枠に合うようにガリンを置く。そこに交尾した雌の蛾を入れて産卵させた。
【基本図書】『市史/民俗編』p188~191
【図書資料】№850『美濃生活絵巻』(中)p120
【民俗資料】№2158、№2159№2173№5444
【データベース】「美濃加茂市の文化財」指定文化財一覧 「高橋余一画生活絵巻」十巻、「昔のくらしの道具 養蚕」 ガリン(蛾輪)