美濃加茂事典
長原孝太郎(ながはらこうたろう)
 洋画家。1864(元治元)~1930(昭和5)年。止水(しすい)。岐阜県出身。黒田清輝(くろだせいき)らに師事。帝展審査員。東京美術学校(東京芸術大学)教授。長原は『当世書生気質』の挿絵を見て、浮世絵的な表現であったのを洋画の手法で描くことを初対面の逍遙に提案。坪内逍遙はこれを快諾し、第五号と第八号の挿絵の提供を受けた。
【図書資料】№1491『坪内逍遙事典』p269
【歴史資料】№2378『坪内逍遥』p185、№13262『早稲田と文学の一世紀』p17