美濃加茂事典
長谷川ヤス(はせがわやす)
 劇作家(1879~1941)。時雨(しぐれ)。東京都出身。1905(明治38)年、読売新聞社の懸賞募集で戯曲「海潮音」が逍遙の推挙で特選となった。1908(明治41)年には新富座で「海潮音」が上演された。時雨は坪内逍遙門下ではなかったが、逍遙から作品の指導をたびたび受けた。逍遙は文芸協会の女優にしたいと考えていたようである。
【図書資料】№1491『坪内逍遙事典』p293
【歴史資料】№2378『坪内逍遥』p435、№2689『坪内逍遙研究資料 第十集』p21、№2916『坪内逍遙書簡 長谷川康子あて』