美濃加茂事典
矢崎鎮四郎(やざきしんしろう)
 小説家・詩人(1863~1947)。嵯峨の屋お室(さがのやおむろ)。東京都出身。東京外語学校卒(東京外語大学)。二葉亭四迷に紹介され、坪内逍遙の門下となる。「嵯峨の屋お室」の号は逍遙が名付けた。初期作品の『浮世人情 守銭奴之胚』、『味気無』は逍遙の指導を得て発表。明治20年代、言文一致・浪漫的作風で山田美妙(やまだびみよう)、尾崎紅葉(おざきこうよう)などと同時代に活躍。
【図書資料】№1491『坪内逍遙事典』p152
【歴史資料】№2378『坪内逍遥』p183、№2406『坪内逍遙研究資料 第一集』p85、№2901『新潮日本文学アルバム57 坪内逍遙』p28
【展示情報】企画展2014「逍遙-思いを伝えた手紙と人―」