美濃加茂事典
双柿舎(そうししゃ)
 1920(大正9)年、熱海の水口村(現熱海市)に坪内逍遙が建てた別荘。双柿舎は四季折々の草花や眼下に広がる海と町並みを見下ろすことができ、立地に恵まれた場所にある。双柿舎の庭に二本の老柿があり、これにちなんで名付けられた。双柿舎は母屋と離れ家、仏塔のような書屋、表門脇の平屋からなる。美濃加茂から交流の印として1995(平成7)年に椿を交換した。現在、逍遙公園に植樹されている。双柿舎の柿が枯死したため、1999年に堂上蜂屋柿が植樹された。
【図書資料】№1491『坪内逍遙事典』p217、№2802『山椿逍遙(美濃加茂ふるさとファイル№6)』№17247『情熱の人 坪内逍遙』p33
【歴史資料】№2378『坪内逍遥』p708,801、№2510『絵葉書(双柿舎全景 演博)』、№2822『雙柿舎絵葉書』、№2826『双柿舎略記』、№2901『新潮日本文学アルバム57 坪内逍遙』p73
【展示情報】企画展2004「―情熱の人―坪内逍遙」