美濃加茂事典
小林文一(こばやしぶんいち)
 1926(大正15)年、土岐市に生まれる。陶芸家。1950年に金沢美術工芸大学陶磁科を卒業後、日展を舞台に作品を発表。1956年の初入選以降、入賞入選回数は35回を超えた。1975年、特選受賞。1976年、岐阜県芸術文化顕彰。1989年、美濃加茂市特別文化功労者。岐阜県立多治見工業高等学校で後進の指導に力を注ぐほか、美濃加茂市民を対象とした陶芸教室の指導にもあたった。美濃加茂市美術展では、1958年の第4回展から2013年の第58回展まで彫刻・彫塑・工芸の部の審査員を務めた。当館では「小林文一展」を開催するほか、美濃加茂市茶華道連盟と共に生け花と茶をたのしむ「小林文一のうつわを愉しむ会」を開催した。2015年逝去。
【作家情報】小林文一
【図書資料】№17625『岐阜県立多治見工業高等学校創立110周年記念 同窓生作品展』、№24193『美濃加茂市美術展記録誌』
【美術工芸作品】№440《蒼陰》、№441《紅葉の映》、№442《赫陽》、№443《赫耀》、№444《湖水の響》
【展示情報】企画展2005「地域ゆかりの作家 小林文一展」