美濃加茂事典
名古屋街道(なごやかいどう)
太田を起点に川辺を経由し、飛騨金山へ向かう街道の名。いわゆる「飛騨東街道」の一部で「尾張街道」とも呼ばれる。明治44年の5万分の1の地形図のなかで、上麻生と川辺あたりの道に「名古屋街道」の表記が見られる。『加茂郡誌』では「県道・名古屋街道」として位置づけられている。
川辺から神渕の間は次のように間見峠経由と上麻生経由の二つがある。①川辺石神~神坂~地蔵峠~川浦~間見峠~神渕(川辺・神坂から地蔵峠を越え、中川浦から北上する。現在の県道97号線が一部重なる。)②川辺石神~下麻生~上麻生~神渕(上麻生から神渕川沿いに北上する。現在の県道64号線が重なる。)。江戸時代から明治前半は、峠越えの①ルートであったが、その後は川沿いの②に変わっていった。
川辺から神渕の間は次のように間見峠経由と上麻生経由の二つがある。①川辺石神~神坂~地蔵峠~川浦~間見峠~神渕(川辺・神坂から地蔵峠を越え、中川浦から北上する。現在の県道97号線が一部重なる。)②川辺石神~下麻生~上麻生~神渕(上麻生から神渕川沿いに北上する。現在の県道64号線が重なる。)。江戸時代から明治前半は、峠越えの①ルートであったが、その後は川沿いの②に変わっていった。