美濃加茂事典
エゴノキ(えごのき)
 雑木林など、里山に生える落葉高木。樹皮は暗紫褐色でなめらかである。5月から6月の花期には、新しい枝先に先が5つに裂けた白色の花が下向きにたれて咲く。人の暮らしとも関わりが深く、鈴なりにぶら下がる緑灰色の若い果実をすりつぶして洗濯石鹸の代わりとして用いていたと言われている。また和傘の骨の集まる部分の「傘ロクロ」を作るのに用いられている。
【図書資料】№21341『文化の森 植物ガイドブック春・夏』
【植物図鑑】№594