美濃加茂事典
大久保英治(おおくぼえいじ)
 1944年、兵庫県西宮市生まれ. 岡山県小田郡矢掛町に育つ。 1973年にいづみやギャラリー(大阪)で初の個展を開催、1980年代のはじめから日本の自然観、日本人の心をテーマとしたランドアートを多数発表。自然の中を歩き、拾い集めたものによってオブジェを形作る、その行為を撮影するなどして、多様な表現を試みている。個展、グループ展など開催多数。国内に限らず、85年「日本インパクト・アート・ナウ」(韓国美術館、ソウル)、93年「第二回ヨーロッパビエンナーレ」(ドイツ)、94年「アルテセラ・ビエンナーレ'94」(イタリア)などにも参加している。 1988年には美濃加茂彫刻シンポジウムに参加し、市内大手町公園に《環流-美濃加茂1988》が設置されている。また、1989年には美濃加茂市にあったギャラリーFで個展開催した。2000年の美濃加茂市民ミュージアム開館記念展「芸術と自然 若林奮・大久保英治・山口啓介」では、展示室内に《影シリーズ》、敷地内の森の中にランドアート《天と地の間に-木》を発表した。
【作家情報】大久保英治
【図書資料】№9926『Eiji Okubo 山の音・谷の音・そして海からの音』、№14968 『大久保英治 四国の天と地の間 -阿波の国から歩く-』
【美術工芸作品】№709《天と地の間に-みのかも》
【展示情報】企画展2000「美濃加茂自然環境会議「芸術と自然」展/若林奮・大久保英治・山口啓介」収蔵品展2009「芸術と自然―時間をめぐって」