美濃加茂事典
山田貞實(やまださだみ)
 加茂郡下米田村(現美濃加茂市下米田町)出身の画家(1915~2000)。1937年に東京美術学校(現東京芸術大学)を卒業、洋画家を目指す。気鋭の洋画家で結成された団体展「独立展」に出品を重ね、1961年には「独立賞」を受賞した。1953年に玉川大学文学部非常勤講師となり、以降は美術教育にも携わり、日本ユネスコ美術教育連盟常任理事を務めた。抽象絵画や人物をモチーフとした構想画などを多く描いた。また、洋画だけでなく「玉雲」の名で水墨画の世界でも知られ、全日本水墨画会会長、日本墨絵会会長も務めた。1983年には紺綬褒章を受賞した。
【作家情報】山田貞實(玉雲)
【図書資料】№1496『山田貞實画集 画業60周年記念出版』、№1495『山田玉雲水墨画集』、№2785『水墨画秀作集 '92 第15回全日本水墨画記念展入選作品』、№3238『墨絵の技法 入門から作品まで』、№3239『山水画の描法』、№3240『四君子の描法』、№3241『花鳥画の描法』、№3486『雪月花-美への思索』、№4586『水墨画の構図 玉雲水墨画26』、№4894『墨絵の描法 写生・表現・鑑賞』
【美術工芸作品】№40《孤絶する人間》、№41《涅槃》、№42《嶽》、№43《流氷の網走》、№44《夕霧》、№45《念》、№46《祭壇》、№47《赤の韻》、№48《流氷》、№49《幽冥》、№50《幻夢偈》、№51《潮騒の詩》、№52《ゴンドラの詩》、№53《旅愁》、№54《幽冥無情》、№55《無声慟哭》、№56《変貌》、№57《伊豆の秋》、№58《櫻島》、№59《空》、№60《火の山(浅間山)》、№61《燎(櫻島)》、№62《伊吹凍雪》、№63《闘(闘鶏)》、№64《白晨(焼岳)》、№65《ムンク(スイス)》、№66《凍晨(焼岳)》、№67《乗鞍浄晨》、№76《政》、No102《不詳》、№110《老夫戦后を守る》、№137《新年扇》、№345《奥飛騨寂寥》、№412《蒼茫の風土》
【展示情報】企画展2016「ダボ市・美濃加茂市姉妹都市 文化交流企画展 The River」