美濃加茂事典
座繰器(ざくりき)
 出荷した残りの大繭やくず繭から糸を取り、ハタを織ることは養蚕農家の大切な仕事である。繭を煮て糸口を出し、このザクリキの小枠に巻きつけて、ハンドルを回すことで巻き取った。ザクリキの名称は、座って作業をしたことに由来する。

【基本図書】『市史/民俗編』p190
【図書資料】№852『美濃生活絵巻』(下)p16~20
【民俗資料】座繰り器№5563№5573№5590
【データベース】「昔のくらしの道具」養蚕 ザクリキ(座繰器)、「美濃加茂市の文化財」指定文化財一覧 「高橋余一画生活絵巻」十三巻