美濃加茂事典
大嶽有一(おおたけゆういち)
 1949年、岐阜県多治見市生まれ。1971年、名古屋造形芸術短期大学彫塑専攻科を卒業。 1972年、スイスのジュネーブに在住し彫刻と版画を学ぶ。1978年、ジュネーブ州立美術学校彫刻科、版画科を卒業。 1975年、第11回リュブリアナ国際版画ビエンナーレ展をはじめ、グループ展、個展多数。2005年、美濃加茂市民ミュージアムで開催した「素材への思い」展では「胞」など、5点の彫刻を出品した。人物を中心とした具象彫刻の時代を経て、鉄による単純化された形態の模索へと発展。存在感のある作品は、職人的な風合いを感じさせる。