美濃加茂事典
洗濯板(せんたくいた)
 かつては、洗濯板や手で揉む、足で踏むなどして洗濯をした。洗濯石鹸のなかった頃は、灰のアク等を用いて汚れを落とした。井戸のある家もあったが、近くの川や池、清水の湧いている共同の洗い場へ行き洗濯をした。家内作業の中でも、重労働な仕事のひとつであった。「三種の神器」(テレビ、冷蔵庫、洗濯機)の登場は、肉体労働であった洗濯に大きな変化をもたらした出来事であった。
【基本図書】『市史/民俗編』p65 
【図書資料】№835『美濃生活絵巻』(上)p25
【民俗資料】№1682、№2979
【データベース】「図鑑的昭和生活」日常 0036.洗濯を干す4896.洗濯 、「美濃加茂市の文化財」指定文化財一覧 「高橋余一画生活絵巻」2巻