美濃加茂事典
貼込帖(はりこみちょう)
 坪内逍遙は自作劇の上演の際自ら演出や舞台美術にも積極的に関わり、関連する資料を演目毎に貼込帖という形でまとめていた。画家を起用するほか自ら絵も描き、装置や衣装を考案した。貼込帖には、その際につくられた下絵類や、参考にした風物・古画の写真や模写、公演後の記事、書簡類などが収められている。早稲田大学坪内博士記念演劇博物館の所蔵品。