美濃加茂事典
若林奮(わかばやしいさむ)
 東京都生まれの美術家(1936~2003)。1959年、東京芸術大学美術学部彫刻科卒業。自然をテーマとした鉄や木による大型の立体作品やドローイングなどを多く手がける。1970年代頃から遺跡や周りの自然のイメージに着目し、自然と時間と空間の認識についての思索を深めた。1980年と1986年の2回、ベネチアビエンナーレに出品。1987年「今日の作家・若林奮」(東京近代美術館・京都近代美術館)、2002年「若林奮展」(豊田市美術館)ほか展覧会多数。多摩美術大学教授を務めた。2000年、美濃加茂市民ミュージアム開館記念展「芸術と自然-美濃加茂自然環境会議」展に出品し、あわせてその関連企画として、河合雅雄との対談「自然と考える」を開催した。2003年、芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
【作家情報】若林奮
【図書資料】№12979≪若林奮≫、№15022≪若林奮  Isamu Wakabayashi Copper Arc≫、№17603≪若林奮 -VALLEYS-≫、№21186≪若林奮 くるみの木 DRAWING1999-2003≫
【美術工芸作品】№417≪1991.2.1≫
【展示情報】企画展2000「美濃加茂自然環境会議「芸術と自然」展/若林奮・大久保英治・山口啓介」収蔵品展2009「「芸術と自然」-時間をめぐって」