美濃加茂事典
豊臣秀吉(とよとみひでよし)
 安土桃山時代の武将(1537~1598)。関白・太政大臣。木下藤吉郎、羽柴秀吉。尾張国愛知郡中村出身。織田信長に仕え、浅井・朝倉連合軍との戦いで武功を挙げ、1573(天正元)年近江国今浜(長浜)に築城。本能寺の変後、明智光秀、柴田勝家を討ち、1583(天正11)年大坂城を築城。翌年、小牧・長久手の戦いで織田信雄・徳川家康と対戦、両者と和睦し、徳川家康を臣従。1587(天正15)年九州平定。1590(天正18)年関東平定・奥羽仕置により全国統一。1592(文禄元)年と1597(慶長2)年の二度朝鮮に出兵し失敗。太閤検地、刀狩令などを実施。兵農分離を推進。
 美濃加茂市民ミュージアムでは寄贈された秀吉関係文書10点を所蔵している。朱印状、書状、陣立書などがある。市域の蜂屋村3千石を寺西正勝(筑前守)に加増した史料などがある。大納言宛の書状は重要美術品である。陣立書は小牧長久手の戦いの時のものである。
【基本図書】『市史/通史編』p274,309,348,464,531,550、『市史/史料編』p22、『市史/民俗編』p400
【図書資料】No.26408「「文化の森コレクション展」展示資料について」『美濃加茂市民ミュージアム紀要 第17集 2018』p1-24
【展示情報】企画展2017「文化の森のコレクション展」