美濃加茂事典
◀︎
戻る
濃陽冨士山記 茅斎記
(のうようふじさんき ぼうさいき)
臨済宗中興の祖といわれる江戸時代の僧・
白隠
(1685~1768、駿河の生まれ)が書いた墨跡(紙本墨書、縦27cm×横194cm)。白隠は正徳年間、山之上・岩滝山修行中に板地墨書「
濃陽冨士山記
」を書いたが、その内容とともに、当時の支援者であった有力者・
鹿野善兵衛
に庵を建ててもらったいきさつが「茅斎記」として記してある。「茅斎」とは茅葺きの建物のことである。白隠40歳の頃に書かれたと推定される。美濃加茂市指定有形文化財。
【基本図書】『市史/通史編』p567~569、『市史/民俗編』p23,397~399,444~446,511
【図書資料】
№462
『岐阜県の地名』、
№3501
『市民のための美濃加茂の歴史』p57,p97,p106、
№18645
『白隠画墨蹟 墨蹟篇』、
№18646
『白隠画墨蹟 解説篇』、
№20258
『美濃の白隠(美濃加茂ふるさとファイル№15)』、
№26105
『まちのいいものよいところ 山之上展』
【展示情報】
企画展2017「 まちのいいものよいところ 山之上展」
【データベース】「美濃加茂市の文化財」指定文化財一覧
白隠筆濃陽冨士山記