美濃加茂事典
悟渓宗頓(ごけいそうとん)
 室町時代の臨済宗の僧(1416~1500(明応9))。尾張国丹羽郡の生まれ。出家後、犬山の瑞泉寺で妙心寺4世の日峰宗舜に師事する。1468(応仁2)年、斎藤妙椿の招きによって、土岐成頼の菩提寺である岐阜の瑞龍寺を開山する。1484(文明16)年、妙心寺11世をつとめ、妙心寺派東海派の開祖となった。多くの法嗣を育成し、悟渓宗頓を勧請開山として瑞林寺を開いた仁済宗恕ら8人の法嗣は「悟渓下八哲」と呼ばれ東海地方に広く教えをひろめた。
【基本図書】『市史/通史編』p289,290、『市史/史料編』p31、『市史/民俗編』p390,399
【図書情報】№333『瑞林寺史』p7~11、№462『岐阜県の地名』p722
【展示情報】企画展2019「瑞林寺500年のはるかな旅展」