美濃加茂事典
瑞林寺弥勒堂(ずいりんじみろくどう)
 現在瑞林寺の境内にあり木造弥勒仏坐像(岐阜県重要文化財)が安置されている仏堂。虹梁(こうりょう・虹形に上方に反り返った梁)、斗きょう(ときょう・梁や桁にかかる上部の荷重を柱に伝える組み物)などが17世紀末から18世紀初め頃の様式を持つ。かつては瑞林寺の末寺で明治になって廃寺となった大興寺(瑞林寺東北)にあったもので、記録によると1704(宝永元)年前後に建築され、1817(文化14)年もしくはそれ以前に、現在の位置に移転したと思われる。 平成31年3月、美濃加茂市有形文化財に指定された。
【基本図書】『市史/通史編』p296,297,566,567
【図書情報】№333『瑞林寺史』p73,74
【データベース】「美濃加茂市の文化財」指定文化財一覧 瑞林寺弥勒堂
【展示情報】企画展2019「瑞林寺500年のはるかな旅展」