美濃加茂事典
絹本著色十六善神図(けんぽんちゃくしょくじゅうろくぜんしんず)
瑞林寺に残る室町後期の仏画。108㎝×53㎝。2011年に美濃加茂市指定有形文化財に指定された。十六善神図は、大般若経(だいはんにゃきょう)とその護持者を守護する善神を描くもので、釈迦を中央に、左右に文殊(もんじゅ)と普賢(ふげん)を描き、護持者を守護する十六善神を左右に8体ずつ配置し表現する。制作当初の精緻な描写を残す貴重な作品である。補彩が見られるものの室町後期の制作と考えられる。
【図書情報】No.27140『瑞林寺五百年のはるかな旅展」p11
【展示情報】企画展2019「瑞林寺500年のはるかな旅展」