美濃加茂事典
永徳二年銘宝篋印塔(えいとくにねんめいほうきょういんとう)
 かつて瑞林寺の境内の十王堂の礎石として転用されていたものの中に、宝篋印塔の基礎部がありその中に、「永徳二年」(1382)など銘のあるものが3点ある。これは美濃加茂市内で最古の石造物である。銘文について、美濃加茂市史編纂時の昭和52年頃には判読されたようであるが、『美濃加茂の石仏』調査時(昭和62年)及び現在は「永徳」以外の文字の判読は風化により困難となっている。
【図書情報】№13『美濃加茂の石仏』p91,187,188
【展示情報】企画展2019「瑞林寺500年のはるかな旅展」
【データベース】「みのかもを考古学しよう!」瑞林寺宝篋印塔