美濃加茂事典
美濃加茂彫刻シンポジウム(みのかもちょうこくしんぽじうむ)
1988(昭和63)年から1997(平成9)年の間、美濃加茂青年会議所を中心として美濃加茂市、美濃加茂市教育委員会、市内の美術関係者らが興した運動。シンポジウムを発案し、中心的にこの運動を推し進めたのは市内在住の彫刻家・佐光庸行だった。国内外の彫刻家が美濃加茂へ来て公開制作を行い、市民との交流を図り、都市化する景観を潤す作品を設置するシンポジウムは、芸術的で文化的な街づくり、地域づくりを目指した運動であった。市内には現在、街角や公園などに35点の彫刻が設置されている。審査によって選ばれた作家たちが制作した現代的な彫刻は、今も美濃加茂の街を彩る文化遺産となっている。