美濃加茂事典
美濃加茂彫刻シンポジウム(みのかもちょうこくしんぽじうむ)
 1988(昭和63)年から1997(平成9)年の間、美濃加茂青年会議所を中心として美濃加茂市、美濃加茂市教育委員会、市内の美術関係者らが興した運動。シンポジウムを発案し、中心的にこの運動を推し進めたのは市内在住の彫刻家・佐光庸行だった。国内外の彫刻家が美濃加茂へ来て公開制作を行い、市民との交流を図り、都市化する景観を潤す作品を設置するシンポジウムは、芸術的で文化的な街づくり、地域づくりを目指した運動であった。市内には現在、街角や公園などに35点の彫刻が設置されている。審査によって選ばれた作家たちが制作した現代的な彫刻は、今も美濃加茂の街を彩る文化遺産となっている。
【作家情報】 大北利根子眞板雅文佐光庸行小島久弥大久保英治
【図書資料】№7794『美濃加茂彫刻シンポジウム’90』、№7795『美濃加茂彫刻シンポジウム’91-’92』、№23310『清流と彫刻の街 第1回・第2回 美濃加茂彫刻シンポジウム MINOKAMO SYMPOSIUM OF SCULPTURE』、№23311『清流と彫刻のまち 美濃加茂彫刻シンポジウム記録誌 1993-1995』
【展示情報】企画展2001「「野外彫刻とその制作」写真展」収蔵品展2015「美濃加茂彫刻シンポジウムと大北利根子展」